【教育時間を大幅削減】新規入場者教育動画

生産性向上・働き方改革 2025.06.02

建設現場において、新規入場者教育は必要不可欠な安全教育です。

新しく現場に入場する作業員の方に新規入場者教育を行い工事の内容や現場のルールを周知させるのは、安全対策として最も大切な「はじめの一歩」と言えます。

とはいえ、新規入場者教育が大切だとわかっていてもいざその教育を行うとなれば

  • 教育を実施する技術者
  • 教育を実施する時間
  • 教育を実施するために必要な資料の準備

などが必要になってきます。

また、教育時に伝え漏れや認識の違いが出てしまうと、せっかくの安全対策が無意味なものになりかねません。

新規入場者教育動画は、それらの問題を解決してくれる画期的な手段なのです。

新規入場者教育とは?

新規入場者教育とは、新しく現場に入る労働者に、現場のルールや工事の内容を周知させる教育のことです労働安全衛生規則第六百四十二条の三によって実施が義務付けられているので、元請業者は必ず行わなければなりません。

また新規入場者教育は、労働災害防止の観点からも、国土交通省が実施の徹底を推奨しているものです。

新規入場者教育説明(新規入場者教育の記事抜粋)
別記事:新規入場者教育記事リンク

新規入場者教育による負担

新規入場者教育は、安全対策として大切な教育であり、安全衛生規則で義務付けられている教育です。しかし、この新規入場者教育を実施する際に現場の技術者にとって大きな負担となるのが現実です。

新規入場者教育の主な負担
  • 新しい労働者が入る度に何度も同じ説明が必要
  • 気をつけていても伝達漏れが生じる
  • 教育実施者が変更になった場合、資料は同じでも説明にムラが出てしまう
  • 現場が始まる忙しい時期に資料を準備しなくてはならない

新規入場者教育では、新しい労働者が入るたびに同じ説明を繰り返す必要があり、繁忙期には大きな負担となります。

さらに、教育資料の準備が忙しい時期と重なることで現場全体の負担が増大します。こうした課題を解決するにも、教育内容の動画化は効果的です。

新規入場者教育動画サービスとは

新規入場者教育動画サービスとは、新規入場者教育を動画化するサービスです。新規入場者教育を、従来の紙の資料と口頭説明から動画に切り替えるだけで、技術者の負担を大幅に軽減できます。

新規入場者教育の動画化は安全対策にも効果的です。視覚的・聴覚的にポイントを伝えることができるため、紙の資料と比べて現場への理解も深まります。

サンプル動画リンク

動画内容

新規入場者教育動画には、新規入場者教育に必要な項目がすべて含まれています。
詳細な内容は以下の通りです。

  • 工事概要
    現場の基礎情報です。発注者の情報や、工期、工事の内容について説明します。
  • 安全スローガン(安全目標)
    現場の安全目標を掲示することで、作業員の安全に対する意識は高まります。また、目標を共有することで、仲間意識も生まれます。
  • 施工管理体制
    現場の管理体制を明確化します。指示体系がわかりやすく、業務の流れがスムーズになります。
  • 現場配置図
    現場周辺を地図で示すことで、現場を初めて訪れる下請会社の作業員の方もわかりやすく現場に入場できることが事故防止に繋がります。
  • 車両・通勤・交通
    それぞれの現場によって通勤の形態は違います。車両に関しては交通安全を第一に考え、交通事故を未然に防ぎましょう。
  • 当工事における施工上の注意点
    各現場には『現場独自のルール』が存在します。また、作業上必要な注意点など各現場に応じた情報をここで伝えます。
  • 安全施工サイクル
    現場作業を安全に施工するための一日のタイムスケジュールが現場によって決められています。周知しておくことで時間の管理がしやすくなります。
  • 安全書類の提出
    現場入場に際しては様々な書類の記入が必要となります。予め入場者がサインする書類について説明しておくことで記入する側の負担軽減にもなります。

サービスの流れ

1. 必要書類の提出

サービス導入が決まりましたら以下の書類を準備してください。

  • 工事概要がわかる書類
  • 安全施工サイクルの内容
  • 実際に使用している新規入場者教育資料


動画作成にあたり必要書類を一覧にしているカルテがあるので、そのカルテを参照しながら準備するとスムーズです。この時点で内容についてカスタマイズできますので、ご希望に応じた動画を作成することができます。

2. 動画作成

いただいた資料をもとに動画作成を開始します。

3営業日ほどで初稿が完成しますので、動画の内容や流れなどの確認をお願いしています。修正点や、追加資料などがある場合も初稿確認の後に修正することが可能です。

修正回数の制限はありません。

3. 納品

納品は基本的にQRコードとなります。ただし、ネット環境など現場の状況に応じて、MP4形式のデータをお渡しすることも可能です。

また、一度納品した後も工事の内容に変更があれば修正が可能です。例えば工期末の変更などは建設現場ではよくあるためそのような軽微な修正にも対応します。

新規入場者教育を動画にするメリット

  • 資料の事前準備が不要
    動画に必要な情報がすべて入っているため紙媒体の資料を準備する必要はありません。
  • 教育内容を均一化することができる
    教育実施者によって説明にムラが出てしまうことなく、同じ内容をすべての新規入場者に伝えることが出来ます。
  • 伝え漏れがない
    口頭で教育を行うとどうしても伝え漏れがおこる可能性がありますが、動画なら伝え漏れの心配もありません。
  • 時間や場所にとらわれず教育ができる
    QRコードを事前に新規入場者に配布することで現場入場の前でも教育を行うことが出来ます。 

そして、動画による教育は視覚的・聴覚的に内容を伝えることができるため、教育を受ける側が理解しやすいというメリットもあります。

新規入場者教育記事リンク

新規入場者教育動画は自社で作成可能なのか?

新規入場者教育の動画化を検討している技術者の中には、自社作成を考えている方もいるでしょう。
結論、作成すること自体は可能です。現場に詳しい責任者である技術者が作成すれば、ベストな動画を作成することができるでしょう。

しかし動画を作成するには、専属のスタッフが必要です。動画を作成するには、構成作成、イラスト素材の準備、動画編集、音声データの作成など、さまざまな工程が必要です。

これらすべてを一人で行うにはかなりの労力がかかります。それほど動画作成は手間のかかる作業です。

また、動画のクオリティが高くなければ、良い教育動画にはなりません。視覚的にわかりやすくするためにはイラスト素材を使ったり、聴覚的にわかりやすくするためには音声のナレーションを入れる必要があります。

イラスト素材を探すにはイラストサイトに登録したり、音声データの作成をするには有料ツールを利用しなくてはならない場合があります。

自社での制作は一見低コストに思うかもしれませんが、高品質な動画を作るための時間と手間を考えれば、自社でおこなうよりも外注した方が大幅にコストを削減することができます。

新規入場者教育動画を外注する際のポイント

新規入場者教育を動画にする際は、専門業者に外注するのが最も効率的です。

動画を外注する際におさえておきたいポイントは次の4つです。

  • オーダーメイドで伝えたいポイントを自由に構成できること
  • 動画で伝えやすいイラスト素材が豊富にそろっていること
  • 施工段階による修正に柔軟に対応してもらえること
  • 納品される動画は手軽に視聴できる仕様であること

オーダーメイドで伝えたいポイントを自由に構成できること

新規入場者教育は、現場によって伝えたいポイントは異なります。施工内容や、施工時期、現場の場所、それぞれの現場で自由にカスタマイズできることがベストです。

シビルウェブは動画作成時に専用のカルテを準備し、担当者が細かくヒアリングするため、現場の内容に沿った動画を作成することができます。

動画で伝えやすいイラスト素材が豊富にそろっていること

新規入場者教育動画は入場する作業員に内容をわかりやすく伝えなければなりません。

シビルウェブが作成する動画は豊富なイラスト素材を使用しているので、初めて現場に入る作業員に視覚的にわかりやすく内容を伝えることが可能です。

施工段階による修正に柔軟に対応してもらえること

また建設現場ではよくあることですが、工事が進んでいく中で施工内容や工期の変更が発生することがあります。そうなると新規入場者教育動画を作成しても当初の動画が使えなくなってしまいます。

シビルウェブでは納品後の修正もおこなっているので施工内容や工期の変更にも柔軟に対応することができます。

納品される動画は手軽に視聴できる仕様であること

作成した動画がMP4形式の場合、視聴する際に動画データや再生機器が必要になります。そういった手間を解消するためにシビルウェブでは動画をQRコード形式で納品します。スマホで読み込めばいつでもどこでも視聴可能なので、動画データや再生機器を準備する必要もありません。

外注する際に上記のポイントをおさえておけば、入場する作業員に現場のルールをわかりやすく周知することができ、記憶に残りやすい安全意識が高まる新規入場者教育動画が出来上がります。

今まで紙ベースや口頭でおこなっていた新規入場者教育を動画にして、建設現場の業務効率化と安全意識向上を図りましょう。